発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

子供のころ(3)

ここまでは、周囲が私に対して「変わった子供だなぁ」と感じた部分について、書かせて頂きました。

そこで、今回は、そんな私がどんな風に自分や周囲をとらえていたかをお伝えしたいと思います。

 

実は、私自身、物心ついたころから自分が周囲から浮いた存在だということを強烈に感じていました。一言で言うと、「世の中で、私以外の人は全て"正しい"けれど、私一人が"間違っている"」という認識です。

 

別の言葉に言い換えると、「人間社会の中に、私という宇宙人が一人置いてきぼりにされた。どう振る舞えば"正しい"のか、みんなと仲良くなれるか、全く分からない。」そんな感覚です。

 

この感覚をはっきり自覚したのは、小学校に入って間もない時期です。ほかの同級生たちは、次々と友達を作っていきました。彼らは何気ないやりとりを、いとも簡単に、しかも相手の気分を害さずに行っていました。しかし、私はどのように彼らとコミュニケーションすれば、そうできるのか毛頭分かりませんでした。

 

例えば、「遊び」です。彼らは、どんな些細なきっかけも遊びに変え、他愛ないことで笑ったり怒ったりし、しかもそれを通じて人間関係を築いていました。誰から指示されたわけでもないのに、何故そんなことができるのかと、私は不思議でたまりませんでした。

 

他の子供達の、こういった手品のような振る舞いは、私にとってはまさに驚異でした。もっと言うなら、まるで彼らが私とは違う秩序・ルールの中で生きているかのようでした。そして、私が何か口を挟めば、途端に白い目を向けられるんじゃないか…段々と、そんな恐怖を感じるようになりました。

 

そんな時、私は勇気を出して、みんなと同じことをしても非難されないかどうか、試すことにしました。1回目は、先生に授業中「トイレに行きたい」と言うことでした。

 

そのころ、私は小学2〜3年生くらいだったと思いますが、クラスには何人か「トイレに行きたい」と授業中に申し出る子がいました。先生は、大抵の場合笑って許されますし、周りの子も笑っていました。私にとっては羞恥心もあり、かなりハードルの高いことでしたが、ある日意を決して言ってみたのです。ところが、私の期待とは真逆の、とても辛い結果になりました。